タワマンの退去費は高い?どれくらいかかった?実際の費用を公開

タワーマンションのイメージ画像 体験談
画像出典:筆者撮影
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筆者は都内のタワーマンションの1DKの分譲賃貸物件に約3年間住んでいましたが、先日退去しました。
床のフローリングがビニールのような素材で柔らかく、物を落として複数の傷を作ってしまっており、物件全体は人並みに綺麗に使っていたつもりではありましたが、”タワマンの退去費用は恐ろしく高くなるのではないか”、”何かを弁償させられるのではないか”、と不安でした。

そこで今回は、筆者のタワマン退去費用を実際に公開することで、同じく不安に思われている皆さんに、参考にしていただければと思います。ちなみに私のケースは、原状回復が必要なのはフローリング1個所のみ、退去時に残置物を若干残した、エアコン内部洗浄、ハウスクリーニング費用の特約があるという条件とします。(※以下の金額は全て税込で表示)

フローリング、複数個所を傷つけるも、判定は1個所。かかった費用は?

筆者は柔らかい素材のフローリングに度々物を落とし、これまでに大小10個所以上の傷・ヘコミを作ってきたつもりでした。しかし実際に立ち会いの際に業者の方から指摘されたのは、大きな傷1個所のみでした。ちなみに指摘された傷は、深くえぐれたようなものでした(業者の方は、直せる傷だと仰っていました)。この判定はケースバイケースなので、それぞれの状況に応じて、ご対応いただければと思います。

そしてこの1個所の傷の査定金額は、「【原状回復工事】リペア補修(フローリング傷・1箇所)」として技術費9,900円、出張費2,475円の計12,375円でした。業者や傷の状況によって金額は異なると思われますが、一つの参考としていただければと思います。

特約はエアコン内部洗浄、ハウスクリーニング費用

筆者の物件には特約として、エアコン内部洗浄の費用と物件の面積に応じて独自の計算で算出されるハウスクリーニングの費用を負担することが定められていました。これらの金額は、敷金から必ず引かれることになります。

筆者の物件にエアコンは2台あり、うち1台は特殊なものでした。よって、特殊品23,100円、普通品13,200円の計36,300円という費用となりました。

また面積は、専有(室内)約40㎡+バルコニー約22㎡の計約62㎡で、これに単価1,210円を掛け合わせた約75,000円がハウスクリーニング費用となりました。

残置物を残してしまい、費用が発生

また筆者は退去時にお風呂の蓋や椅子、その他約20点ほどの掃除用具・薬品などを残置物として残していってしまいました。本来残さないつもりだったのですが、風呂用具を捨てるかどうかの判断が直前までできなかったことや掃除に思いのほか時間がかかってしまったことで、こうなった次第です。

残置物を残すともちろん、産業廃棄物運搬処分代として費用が発生します。筆者の場合は10,890円という額でした。

全て合計すると、タワマン1DK分譲賃貸物件の退去費用は?

これらの金額全てを合計すると、筆者がタワーマンションの1DK・分譲賃貸物件を退去した際に掛かった費用は、約135,000円ということになりました。いかがでしたでしょうか?

家賃が17万円台で敷金が1ヶ月分だったため、結果約の4万円の敷金返還が行われた格好です。但し原状回復箇所が一つもなく、残置物がなければ、退去費用は約112,000円となっていたはずでした。

筆者の感覚としては、タワーマンションの設備はある程度華麗であるため、再度新入居者がピカピカだと感じる状態に戻すためには、いくら前の住居者が綺麗に使っていたとしてもそれくらいの費用は必要なのではないかと思いました。また当初は、退去費が敷金をオーバーしてしまうのではないかという恐怖さえありましたが、よほどの使用状態などがない限り、そういったことは起こりにくいのではないかとも考えました。以上が筆者の体験談です。

なお退去費用は、物件や使用状況、契約条件、査定方法などによって様々に変わるので、お気をつけください。

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