家庭教師を探し始めた親御さんが最初に混乱するのは、会社ごとに料金の見せ方がバラバラなことです。30分単価の会社、1時間単価の会社、月謝一括の会社、そもそも非公開の会社。実は家庭教師は「価格帯」で3つの層に分かれていて、層が違う会社を並べて比べても意味がありません。
私は実家が30年続く学習塾で、いまも運営に関わっています。この記事では、当サイトで個別に検証してきた各社を「30分あたりに揃えた単価」で1枚のマップに整理します。各社の詳細な検証(料金表・確認すべき質問・向き不向き)は個別記事にあります。
家庭教師の価格帯は3層で見る
| 層 | 30分あたりの目安 | 何にお金を払うか | 当サイトの検証記事 |
|---|---|---|---|
| 低価格帯 | 約1,000〜1,400円 | 勉強嫌いの子の伴走・習慣づくり。講師は大学生中心 | 家庭教師のガンバ(30分1,000円)/家庭教師の銀河(30分1,375円・きょうだい無料) |
| 専門特化帯 | 約1,300〜3,000円 | 不登校・発達特性など「対応の専門性」。本部サポートが厚い | ティントル(不登校専門・30分1,320円〜・出席扱いサポート) |
| 受験特化帯 | 約1,750〜3,400円 | 受験合格という結果。学年・目的別の単価設計、プロ講師の選択肢 | 家庭教師の合格王(1時間3,520円〜・プロ6,820円=30分換算 約1,760〜3,410円) |
これとは別に「料金非公開・見積もり型」(例: オンライン家庭教師e-Live)があります。非公開だから怪しいのではなく、見積もりを書面でもらって初めて上の3層のどこかに置ける、という順序になるだけです。
層の選び方——目的が層を決める。逆はダメ
ケース1: 勉強が嫌い・平均点前後・机に向かう習慣がない。低価格帯から当たるのが正解です。この層の仕事は「勉強との関係を修復する」ことで、高い単価を払っても速くはなりません。
ケース2: 学校に行けていない・行き渋りがある。単価より先に「不登校にそのまま対応できるか」で絞ってください。一般型の講師に不登校対応を期待するのは、講師にも子どもにも酷です。専門特化帯(ティントル等)と、学校が合わない子の学び方全地図の選択肢を先に見てください。
ケース3: 志望校があり、合格から逆算したい。受験特化帯です。単価は高いですが、学年・目的別に単価が設計されているか、プロ講師を選べるかが判断軸になります。
発達特性のあるお子さんは層をまたいで検討することになるので、発達障害・グレーゾーンの子に合う家庭教師の比較を先に読んでください。
どの層でも共通で確認すべき5つ
層が違っても、契約前に聞くべきことは同じです。各社の検証記事で繰り返し書いてきたものをまとめます。
- 月の総額。単価ではなく「指導料+入会金の月割+固定費+教材費」の合計で比べる
- 教材の扱い。手持ち教材で指導可能か。「教材購入が前提」の説明が出たら持ち帰る
- 講師交代の回数制限と費用
- 退会の手続きと違約金。期間2ヶ月超・金額5万円超の契約は特定商取引法の「特定継続的役務提供」にあたり、クーリングオフ8日と中途解約権が法律で保障されています
- 体験後の連絡の止め方。「見送る場合はどう連絡すればいいですか」と体験前に聞いておくと、営業電話の不安が消えます
まとめ: 比較は「同じ層の中」でやる
家庭教師選びの失敗の多くは、違う層の会社を単価だけで並べることから起きます。まず目的で層を決める→同じ層の2〜3社で体験を受ける→確認5つを書面でもらう。この順序なら、口コミの海で迷子になりません。各社の個別検証は以下からどうぞ。
- 家庭教師のガンバは「やばい」?料金と仕組みを塾の中の人が解説
- 家庭教師の合格王の評判は?料金と退会条件を塾の中の人が解説
- 家庭教師の銀河の口コミは?料金と仕組みを塾の中の人が解説
- オンライン家庭教師e-Liveの口コミは?料金と仕組みを解説
- ティントルの口コミ・評判は?不登校専門の料金と出席扱いを解説
- 発達障害の子の家庭教師の料金はいくら?費用の見方と内訳
- 家庭教師選びで口コミはどこまで信じるべきか
本記事は各社公式サイトの公開情報(2026年7月時点)と、学習塾運営の経験に基づく整理です。筆者は各社の利用者ではなく、利用体験にもとづく評価は含みません。料金・条件は変更される場合があるため、契約前に必ず各社公式の最新情報を確認してください。

